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【ドラマリーディング かあちゃん】役者紹介⑩猪狩恭博さん

こんばんは。ITPの黒澤です。
2週間後の今頃は本番が終わっている!!!
驚愕の事実です。
最近稽古場でも、稽古の残り回数を数えてこっそり(皆さんそこは大人です(笑))あわあわしている
光景を目にします。
今回は前回の「愛と死を抱きしめて」に続き、2度目の出演になります、猪狩恭博さんにお話を伺ってみます。
猪狩さん、宜しくお願い致します!!
(写真:左から猪狩さん、荒井さん、水品さん)

ーーー稽古もあと数回ですが、いかがでしょうか?

私は役者として芝居に出るのはこれが2本目で、全くの新米役者である。しかも、江戸時代を舞台にした時代劇に取り組むのは初めて。少しでもその時代の長屋の雰囲気を出せればと思っているが、これが簡単ではない。
 劇中に新内を唄うところがある。「これはどうするんですか?」と聞いたら、「唄ってください。」という演出家の返事。
「え、唄うんですか? 新内なんて聴いたこともないんですけど。」と聞き返したら、「やってください。」と事も無げに言う。
「ヤレヤレ・・・」と思いながらも、演出家にそう言われたらやるしかない。
仕方が無いので、ユーチューブで勝太郎姐さんの唄(実に粋だ!)を聞きながらだいぶ練習した。
その素っ頓狂な、粋とはほど遠い声を聞きながら、妻は笑いを堪えていた。男の沽券もなにもあったものではない。
しかし、これまで邦楽をほとんど聞いたこともなく、新内も長唄も碌に区別がつかないような人間が、ちょっと練習したからと言ってにわかに唄えるようになるはずもない。
いまだに悪戦苦闘中である。(成果の程は劇場でお聞きあれ!)。
 諸事こんな感じで、まだまだ時間があると思っていたら、いつの間にか公演日が迫ってきてしまったというのが実感ですね。

ーーーリーディングに参加して、どうですか?

今回はリーディングだから台詞を覚えなくていいや、と多少気楽に構えていたのだが、いざやってみると、動かずに台詞だけで表現するというのは思ったより難しい。普通の舞台とはまた違った声の表現が必要になることを教えられた。
 ただ、台詞を覚えきれずに舞台上で立ち往生してしまったらどうしよう、という恐怖に囚われないで済むことだけが救いかな。

ーーー最後に意気込みをお願いします。

原作者の山本周五郎は好きな作家の一人。まだ高校生だった頃、同じ山本周五郎原作の「赤ひげ」(黒澤明監督作品)を見て感動したことを思い出す。これが私の山本周五郎作品との初めての出会いだった。
 「かあちゃん」への参加が決まり、同じ原作者の作品に自分も出られるのかと思うと、ちょっと興奮した。
 「赤ひげ」と比べるのはおこがましいとしても、周五郎先生の名に恥じぬ舞台になるよう最後まで精一杯稽古をして、お客様に楽しんでいただけるようにしたいと思っています。

映画で味わった感動があり、その作者の作品に今度は自分が演者として出られる感動があり。。。

とっても熱い想いが伝わってきました。ありがとうございます。
これまで、10人の役者の皆さんを紹介してきましたが、皆さんそれぞれ様々な生い立ちで、様々な生き方をされ、様々な「かあちゃん」像をお持ちです。年齢は10代から退職された方々まで、職業もさまざま。そんないろんな思いの人間が集まってITPは構成されています。
そんな様々な思いが交錯する中で作品作りができるって幸せなことだなぁと感慨にふける、本番2週間前の夜なのでした。。。
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